新卒の履歴書(ES)

早速だが上記履歴書は標準的な作りを画像として使っている。

「採用担当者の悩み」

でも書いたが、多くの書類が送られてくる中で、そこまで吟味している時間は無い。そんな中どのように書類選考しているか。

  1. 最低限が出来ていない履歴書を排除
  2. 目についた履歴書を読む
  3. 絶対欲しいと思う人間の履歴書と悩んでいる履歴書といらないと判断した履歴書に分ける
  4. 会社の要望と内定辞退者数などの予測を基に「絶対欲しい」「悩んでいる」から選考する

すべての会社が同じプロセスを辿っている訳ではないが、大体こうだ。

1.最低限が出来ていない履歴書を排除

昨今情報があふれている中で、ここをミスするとは思えないが一応書いておく。

  • 必要項目は必ず書く
  • すべての欄を埋める

多くの書類を別けていく作業の中で一番大事なのは「目につくこと」だ。

例えば履歴書の内容がスカスカだったとしよう。必要項目も書かれてなく適当な印象を受ける、流れ作業の中でこのような悪印象は最悪だ。必ず必要項目を埋めつつ、ボリュームある内容にし熱意を伝えよう。

2.目についた履歴書を読む

1.を通過した履歴書を読む事となる。

詳しくは後述の「応用と対策」で述べるが、いい意味で目につくと言っても様々な方法がある。

ここではどのような履歴書が読まれて=ほしいと思うかを応用なしのパターンで紹介する。

様々な業種職種の会社に履歴書などを送ると思うが、まず見た目と内容だ。

「採用担当者の悩み」

こちらでも述べた通り、予想通りに人材を確保するためにはどれだけ本気で入社したいのか?が重要。

それを証明するのはズバリ「手書き」だ。

採用担当者の気持ちになってよく考えてほしい。正直面倒で現在ならPCで良いだろうと思う学生や転職希望者は多いと思うが、面倒な手書きだからこそ「入社したいんです」という気持ちが伝わる。

ただしここで注意点がある、手書きも良いが実はPCも良い所はある。

最近ニュースになっているがPCを使えない学生が多い。私が経験した事だが、有名な私立大学卒業で入社してきた子が「コピーとペースト」のやり方を知らなかった、正直これには驚いた。ある意味卒論不正はしてなかったという事だが…。

じゃぁどうすればいいか?

本命には手書きとPC両方送ろう、またPC版の履歴書も、テンプレート履歴書と自作だと分かるユニークな履歴書を送ろう。

つまり本命には計3枚同封、本命以外にはPC履歴書2枚同封で送っておくことをおススメする。

もう一つ。

写真の切り方だ。

雑に切るのではなく、サイズを計ってカッターナイフなどを使用し、履歴書の枠キッチリに収まるように貼り付けよう。細かい点だが、こういう所に性格が出るのを当然プロは知っている。

さらに手書きでもう一つ。

これはある意味応用なのだが、ここで記しておく。

字が綺麗な人は良いが、汚い人もいるだろう。

しかしどちらにも有利に使える技がある。下書きと中心線引きだ。

上手い下手別にして、まずは筆圧強めに鉛筆などであえて下書きする。その際、各項目文字が綺麗に揃うように中心線や文字数などに応じて、補助線も引く。

その上からボールペンでなぞるように書く、ズレても全く問題ない。

そして最後に消しゴムで消すのだが、若干下書きが残るように消すのがポイントだ。

この作戦は数を多くこなすのには向いていない為、本命数社だけでいい。

かならず成功するとは言えないが、印象は間違いなく良いし目につく。

 

3.絶対欲しいと思う人間の履歴書と悩んでいる履歴書といらないと判断した履歴書に分ける

ここでは全体的な見た目ではなく「内容」が重要になる。

正直学歴は強みだ。しかし決してそれだけではない、入社したいと思う意欲も大事だが、入社後どのように活躍できるか?を採用担当者がイメージ出来ると尚よい。場合によってはここで配属部署さえ決まる。

履歴書の自己PR欄を、これらのことを意識しキッチリ埋めよう。詳しくは「応用と対策」で述べる。

4.会社の要望と内定辞退者数などの予測を基に「絶対欲しい」「悩んでいる」から選考する

ここは言うまでもなく書類選考の最終段階だ。ここまで残れる書類を準備できたなら、面接はすぐそこだ。ESの場合ほとんどないが、それでも選考落ちすることはあるので上記項目については、徹底してみよう。

履歴書(ES)について不思議に思ったことはないだろうか?

メールで済むのに郵送も受け付けている会社が多い事に。

つまり、プラスα同封して自己PRに活かす学生も多いという事だ。

またこの書類選考の段階である程度目星がついてしまうので、面接の効果もかなり違ってくる。履歴書やエントリーシートを適当に済まさないようにしよう。

場合によっては筆記試験が合格ラインに達してなくても採用となる場合すらある。

 

・ESの応用と対策

基本編で多くを述べてしまったため、ボリューム的には少ないが、使えるアイデアを提供する。

・自分に有利なエントリーシートに変更する

まず写真からだ。人間が抱く第一印象の効力は大きい。ボサボサ髪であったり衣服が乱れていないものを用意しよう。また笑ってはいけないが、ムッツリしてれば良いわけではない。塩梅が難しいが、微笑程度の方が印象は良い。

市販されている新卒用の履歴書や、一般的に使われているエントリーシートのテンプレートとは全く違う、オリジナルのエントリーシートを用意しよう。

新卒用の履歴書や通常のエントリーシートは書類として残しておく為、基本に忠実な方が良い。

しかしプラスαとして3枚目(手書きをしなければ2枚目)となるエントリーシートは自由に作って構わない。

学生諸君は職務経歴がないため書き方が難しいかもしれないが、例えばサークル活動などについて職務経歴書風に書いてもよい。

サークル勧誘の実績など書けば営業として評価は高くなるだろうし、まとめた経験があるならば、新規事業や総合職として見込まれる可能性もある。

また私にとっては意外なのだが、学生時代のアルバイト経験を活かさない人間が多い。

アルバイトとは言え立派な社会人経験だ。この経験を書かない手はない。

アルバイトの経験やサークル活動、ボランティアなどは私から見れば「資格」だ。

これらをよりよく書けるようにエントリーシートの形式を変えてしまおう、うまく作れていれば書類作成能力評価すら高まる。

・まだ猶予があるなら、今から対策

これまでは就職活動中の学生に向けた話が主だが、ここではもう少し先だ、という学生向きに書いておく。

上記に書いておいたが学生時代のアルバイト経験やサークル活動経験、ボランティアや留学など、すべてが自己PRの武器となる。

医者などの士業(8士業以外も含めて)で、学業以外に空いてる時間がない場合は別だが、就職活動という戦いの場に出るのに武器を持たないのは恐怖だろう。

だからこそ今武器を持つことをスタートさせるべきなのだ。

将来の道を決めていないのならば、おすすめは飲食業や接客業だ。理由はコミュニケーション能力が鍛えられる、立場によってはまとめる経験が身に付くからだ。これらの経験は、どの業種でもあって困らない。プログラマーなどの専門分野であっても出世すれば、当然お客様との打ち合わせなどコミュニケーション能力が必要になる時が来る。まとめる力も同じだ。

商社やメーカー希望なら小売店だ。

大きな小売店ならばメーカー担当者が直接出向くことがかなり多い。目的の会社の担当者がいれば仲良くなってしまってもいいし、お客様の動向を知って陳列するなどの経験は商品開発などでも役に立つ。

自動車メーカーならガソリンスタンドでもありだ。

商社と言っても様々だが、これも同じだ。少しでも関連する仕事についてしまえばいい。言い方書き方さえ考えれば、どんな風にも関連付けれる。

 

今付けている、付けようとしている経験が、将来の会社のみならず、配属部署まで決定する事があると意識しよう。

・採用条件を擦りぬける

これに関しては、すべての企業でうまく行くとは言えないので、その点を承知しておいていただきたい。

多くの企業が入社条件を設けている。

ここまで読んだ多くの方が「大卒」であるだろうが、実は「短大卒」「高卒」場合によってはそれ以下でも全くチャンスがない訳ではない。

企業の方針として四大卒を条件にしている所もあるが、単に多くの応募者を篩にかける目的で条件を付けている企業もある。

この後者だった場合、これまで述べてきた履歴書や場合によっては職務経歴書、さらには熱意が伝わる書類を送れば会ってくれる場合もある。直接会社へ持参するのも手だろう。

ここは卒業者向けページなので転職者は見ていないかもしれないが、実際に企業では場違いだと思うような学歴の人間がいたりする。超有名大学ばかりの中に無名大学、この場合は自己PRが素晴らしかったのだろう。しかしコネでもなければ通常入社で条件四大卒のはずなのに、短大卒や高卒の人間がいる場合がある。多くの場合実績を買われての中途入社だが、例外的に入社を許されたパターンもある、これは間違いなく熱意だ。

急成長を遂げた大企業などは特にチャンスがある。

会社名に関しては言えないが、とある大企業役員で中卒の方がいる、彼は熱意で雇われ勉強し、在職中に早稲田へ行った。つまり学歴こそ立派だが、入社時点では中卒だ。

また定時制高校に通いながらアルバイトをし、その後アルバイト先で超大手IT企業に気に入られ入社、今や部長になった人間を知っている。

この手の方は自ら自分の学歴を言ったりしないので社内ではあまり知られていないが、実際は…という事が多々あるのだ。

一番いいのは今からすぐにでも大学へ行くことだが、熱意をもってチャレンジすることもおススメする。

 

 

長くなったが新卒履歴書編はここまでとする。

何か疑問があったりした場合、コメント欄または問い合わせを使ってほしい。