政府統計から自分で職種別平均給与計算をする

職種別平均給与を自分で調べて見たくはないですか?

自分の価値を正しく知る為にも、自分で計算し自分で確認する方が良い。

今回調べる方法は「総務省統計局」が出しているデータなのだが、パートタイマーが含まれていたり、交通費まで含まれているなど、ちょっと一般の感覚からズレている。

ただ正確な見方をすれば、例えば自分自身が正規雇用で、非正規が多い業種であれば、この統計から算出された額より多くもらっていなければおかしいと判断できるし、逆に医師など、大学病院勤務などでは給与が安く、アルバイトの方が良いなんてこともある。

その点は各自、自分の職種の特性を見極めて、数字に踊らされることなく判断しよう。

 

また今回のデータを見る事と、計算まで含めると、データベースから情報を引き抜く方法はややこしく、Excelで出した方が良いと思う。

 

 

・給与統計ダウンロードまで

直接政府統計の「e-Stat」まで行ってもいいのですが、個人的には、こちらの手順で調べた方がまだマシだと思うので、厚生労働省のHPからの手順を説明してく。

単純に順番で追うと厚生労働省HPアクセス

下の方にスクロールし(厚生労働省からのご案内の中)→「統計情報・白書」の下にある「各種統計調査」クリック。

(画面右端サイドバー内の)→「厚生労働統計一覧」

(かなり下の方にある8.1.賃金全般内)→「賃金構造基本統計調査」

→上画像の右下「統計表一覧」クリック

 

 

今この画面が表示されていると思う。様々なデータが見られるので、好きな項目を選んでもらって構わないが、今回は一般労働者の中の「職種」を使い説明していく。

 

 

この画面もExcelボタンを押すことで、様々なデータがダウンロードできますので試してみてほしい。

今回は表番号2の

「職種・性・年齢階級別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額」

を例にとってみる。

基本的には他の項目も同じ計算で出るため、気になったら後で見ておくと良い。

 

ただし、休日手当や深夜勤務手当等が含まれたものを「きまって支給する現金給与額(手取りではなく所得税や社会保険などを控除する前)」と言い

表番号2、3に関しては「所定内給与」は深夜勤務や休日手当が付いていない点を注意していただきたい(詳しくは後述)。

ローテンションで業務を行う看護師や介護士などの場合、所定内だけでは測り切れない。

 

 

・見方と計算

黄色になっている列が左から一か月の給与、年間賞与等である。

この手の数字表記が苦手な人もいるだろうが千円単位である。

分かり難かったら、両方の数字とも1000を掛けて挙げればいい。

ここからは看護師(女)20~24歳を例に、計算方法を書いていく。

と言ってもすごく簡単だ。

左側の列が深夜手当等含まれた一か月分の給与なのだから

(左側)281.1×1,000=281,100(月給)

(右側)486.3×1,000=486,300(年間賞与等)

※当然だが分かるならここの計算はいらない

281,100(月間給与)×12(1年分)=3,373,200(年間給与)

3,373,200(年間給与)+486,300(年間賞与)=3,859,500

となる。

ただし、手取りではない。

今一度おさらいしておくが

 

◇きまって支給する現金給与額(手取り額でなく、所得税、社会保険料などを控除する前の額)

  • 基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当
  • 時間外勤務手当=所定労働日における所定労働時間外労働に対して支給される給与。
  • 深夜勤務手当=深夜の勤務に対して支給される給与。
  • 休日出勤手当=所定休日の勤務に対して支給される給与。
  • 宿日直手当=本来の職務外としての宿日直勤務に対して支給される給与。
  • 交替手当=臨時に交替制勤務の早番あるいは後番に対して支給される交替勤務給など、労働時間の位置により支給される給与。

これらすべてが含まれた金額のことを言う。

 

◇所定内給与額

上記「きまって支給する現金給与額」赤字の部分が含まれていない給与額のこと。

  • 基本給、職務手当、精皆勤手当、通勤手当、家族手当

つまりこれだけだ。

職種により違いはあるが、上記画像の表を見て頂ければ分かる通り、看護師の場合、月32,500円もの差が出るため注意が必要だ。

・最後に

このデータはあくまで統計として出しているが、データ量が少ないなどの異論もある。

また交通費なども含まれているため、住んでいる地域によっては幅があって当然だ。

しかし、実際にこの統計より大幅に条件のいい会社や病院、逆に条件の悪い会社や病院があるのは事実。

新卒でこれらか社会人になる方は、参考に就職先を探すと良い、ただし給与が高くても超過勤務だらけなどのブラックはお勧めしない。

在職中または転職を考えている方は、一度様々なサイトに登録し話を聞いてみると良い。転職したからと言って、給与が新任当時にリセットされることは稀で、経験を買われ今より給与も良く環境の良い職場はきっとあるだろう。

 

是非参考にして頂きたい。